サラリーマン金太郎は2001年11月にサミー傘下のパチスロ遊技機の製造会社ロデオから発売された4号機パチスロ機です。タイトルの通りマンガ「サラリーマン金太郎」とのタイアップ機でビッグボーナス、レギュラーボーナスのほかに出玉のメイン契機であるAT「金太郎チャンス」を搭載した爆裂仕様のAT機でした。
「時速5,000枚」サラリーマン金太郎
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スペック
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金太郎チャンスの純増枚数は10枚overと言われており設定⑥の機械割は151.1%と破格でした。
出玉のトリガーとなる金太郎チャンス中は押し順が正しくないと揃わないシングルボーナスと15枚役のヘルメットを完全ナビ、シングルボーナスが揃うと1ゲームのジャックゲームを獲得し次ゲームは1枚掛けで15枚の払い出しが獲得可能となっています。
小役確率
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金太郎チャンスへのメインルートは純ハズレ成立時と通常時シングルボーナス入賞のジャックゲーム押し順成功時の抽選となりますが、純ハズレ確率は高設定ほど重くなっていました。
金太郎チャンス
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金太郎チャンスの継続ゲーム数はシングルボーナスのナビ回数管理型となっており、AT当選時に規定シングルナビ回数が決定されます。シングルナビを規定回数獲得するまでATは続くので、シングル以外のヘルメット15枚と法被6枚は引けば引くほどお得となります。
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シングルナビ規定回数は5回・10回・30回・100回の4パターンあり、平均獲得枚数はナビ5回で86枚、10回で172枚、30回で517枚、そしてナビ100回が選択されるとATワンセットでなんと1723枚程獲得が見込めました。
なお、ナビ100回の振分けは金太郎チャンス当選時の3.91%で選択されるので25~26回に1回は選択される確率になり、設定⑥を打てれば一日に一回はゲットできそうな感覚でした。
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先ほど小役確率の項目で記載したように金太郎チャンスの抽選は純ハズレ成立時、通常時シングルボーナス入賞のジャックゲーム押し順成功時となっており、通常時の状態によって突入率が変わってきます。
低確率時は偶数設定の方が突入率が優遇されていて、高確率時は高設定ほど突入率が優遇されていました。なお設定⑥の当選確率は他設定に比べ別格となっており、獣王から始まったこの頃のAT機特有の設定⑥=エクストラ設定という扱いになっておりました。
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金太郎チャンス初当たり時には連荘の振分けも行われており、低確率時と高確率時で別のテーブルが存在、低確率時は偶数設定の振分けが、高確率時は設定①③⑤⑥の振分けが優遇されています。
また、通常時には超高確率状態も存在しており当選時は11連荘以上が確定します。
天井
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天井G数は独特な抽選方法が採用されておりボーナス後、設定変更やRAMクリ後、同一設定への変更後、それぞれに天井ゲーム数の振分けが存在しており、特に同一設定への打換え時は2割ほどは32Gで、8割以上の確立で512G以内での天井発動となっています。
また、天井到達時の連荘振分けも設定による振分けの違いが存在し、2連荘ならば設定②④が濃厚、3連荘ならば設定③⑤が濃厚となります。
なお、この振分けについては天井初当たり時の連荘数で、AT中に上乗せをした場合はその限りではないので注意が必要です。
突然の検定取消処分
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当時のパチスロ機は新台が出るたびに出玉性能が尖っていき、ギャンブル性のインフレが加速、爆裂機が次々に登場しその射幸性の高さが問題となっていきました。
そんな中2003年10月に突如、ミリオンゴッド、アラジンAとともにサラリーマン金太郎も検定取り消し処分の対象となりホールから姿を消してしまう事になってしまいました。
あえなく検定取り消し処分をくらってしまった金太郎ですが、その爆裂性はもちろん通常時のストーリー演出や対決演出、AT継続時の復活演出など演出面でも秀逸さの光る1台でその後のパチスロ業界にも大きく影響を与える1台でした。
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