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世界全滅打法

21世紀世界全滅打法

90年代前半、パチスロが2号機から3号機に移り替わる時期に一つの攻略打法が現在のパチスロ必勝ガイドでスクープされた。

その名も「世界全滅打法」だ、ユニバーサル系の機種なら全機種に通用するという空前絶後の攻略打法でした。

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世界全滅打法

攻略手順

①クレジットON状態で1枚掛け
②清算ボタンを押しながら、レバーON

クレジットが0の状態で清算ボタンを押しながら1枚掛けでレバーONする事により、なぜかリール回転中でも追加ベットが可能な状態となってしまいます。

③中段以外に7をテンパイさせる

現状では1枚掛け状態なので有効ラインは中段1ラインのみです。

④コインを手入れで2枚追加ベット

中段以外に7がテンパイしている状態で2枚追加ベットする事により、中段1ラインから上段、中段、下段、ナナメ×②の5ラインが有効ラインとなります。

⑤右リールに7をビタ押しで揃える

ボーナスフラグが立ってない状態では有効ラインにボーナス絵柄が揃う事はありません。
ですがリール始動時は有効ラインが1ラインでしたので、リール制御は中段1ライン有効時のリール制御となってしまっておりリール始動時に無効だったラインにはボーナス絵柄が揃ってしまうのです。


攻略可能な機種

センチュリー21

1989年平成元年に瑞穂製作所から発売された2-2号機、本機の特徴はワイドな⑦図柄とボーナステンパイ音でした。今では当たり前の機能ですが当時としては斬新で、当時ホールに並んでいたパチスロ機の⑦図柄はどの機種もこじんまりとしていて、今のスロッターが当時の機種を打つとボーナスを揃えるのすら苦労するのではないでしょうか。

2号機時代の7図柄

本機は小役優先制御となっており基本的に小役をけってボーナスがテンパイすればリーチ目となります。1024GハマるとBBが成立する天井機能やBB後529Gを過ぎるとボーナスが高確率になるゾーン等も存在していましたが、当時はデータカウンタなど存在しませんので天井やゾーンを狙い打つ事は事実上不可能だった様です。

リバティベルⅢ

1989年メーシーから発売されたリバティーベルⅢはセンチュリー21の兄弟機でリール配列も同じでした。本機は一次抽選(ボーナス判定/小役判定の振分け)と二次抽選(ボーナス当否+BR振分け)という二段階抽選方式というボーナス抽選方式が採用されていました。

リバティベルⅢは11G毎に連チャンしやすいという特徴があり、11G,22G,33G、44G、256G、267G、512G、768G、779G、991G、1002G、1013G、1024Gがそれぞれチャンスゲームとなっていた様です。しかしこちらもデータカウンタが存在しないので狙い撃つ事は難しかったでしょう。

リバティベルⅣ

ユニバーサル販売の2-2号機として発売された本機はセンチュリー21、リバティーベルⅢの兄弟機でしたが、メイン小役の払い出しが15枚から8枚に変更されておりフルーツと呼ばれる小役集中機能が搭載されていました。リバティーベルⅣでは5G連が有名でボーナス後5Gで連チャンし、次の5Gでフルーツの集中に入るという特徴がありました。

アメリカーナマグナム

1990年7月にユニバーサル販売から当時としては新基準の3号機第一弾としてリリースされたのがアメリカーナマグナムでした。ピストルをモチーフにした斬新な7図柄が特徴で、REG確率が全設定で高確率となっていてマイルドなスペックの台でした。

ファイアーバードEX

ファイアーバードEXは1988年(昭和63年)に瑞穂製作所から1.5号機時代にロングヒットを記録していた「ファイアーバード7U」の後継機として発売されました。

筐体の上パネルではレトロな文言で射幸心を煽っています。

下パネル部分にはEXの由来と思わしき「EXCELLENT EXCITING MACHINE」の文字が、こちらは直訳で「優れたエキサイティングなマシン」という意味でした。

なおファイアーバードEXには90秒ウエイトという特徴がありました。当時のパチスロ機はBBが終わる度に店員さんがリセットしなければ遊技再開できな仕様となっていたのですが、本機の場合JACゲーム中のウエイトカットのおかげでBB終了から90秒間リセットを受け付けない様になっていました。

実際に攻略打法はつかえたのか?

シンプルな手順の世界全滅打法ですが、実際に使うとなるとそんな簡単でありませんでした。
まずは当時のパチスロ機はリールが見やすくありません、、今のリールはボーナス絵柄が半透明になっておりバックライトがチカチカして見易くなっていますが当時の機械にそんな気遣いはありませんでしたので、ビタ押しを決めるにはかなりの目押し力が必要だった事でしょう。

またセンチュリー21では小役優先制御が採用されていましたので、ボーナスフラグが立っていない状況では小役が優先してテンパイしてしまいます。ですので小役がテンパイしない特定の場所を狙って7図柄をテンパイさせる必要がありました。

そして最大の難関が当時のパチンコ屋さん事情です。当時のパチンコ屋さんは、今とは状況が全く違います。現代のパチンコ店員さんは見た目も爽やかで、入店すると笑顔で「いらっしゃいませ」と出迎えて貰えるのが普通になっていますが、当時のパチンコ店ではパンチパーマやリーゼントのホールスタッフの方が当たり前の様に店内でタバコをふかしながら勤務しているような時代です。

もしそんな店員さんに攻略打法を使っている所がバレてしまったら、、もちろんタダでは済みませんよね。中には事務所に連れていかれてフルボッコというケースも合ったようです。

そんな店員さんの目を盗んで攻略打法で稼ぐのはなり神経を使う作業だったようで、怪しくないように少しづつ攻略法を織り交ぜながら少しづつ勝たせて頂くと言った感じだった様です。

攻略打法が雑誌に掲載され全国的に情報が拡散された後は清算ボタンを押すだけで店長が警告に来てしまう様な状況で、実際にがっぽり稼げた人はごく少数だったと言われています。

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